とどのつまり、後の祭り

お昼寝が好きだ。だから6年生をするんだ。

          どないなってんねん

ハンドドリップの罠

コーヒーをブチまけた。

 

一回生のころに買って以来使い続けているニトリのちゃぶ台に。

 別段思い入れがあって使い続けているわけではなくてね。

こっちに出てきてずーっと金欠な為、買い替えるお金も無かったし、

足がついてて、上が平らなら当面も目的は果たしてくれるのでなんとなくそのままだったわけよね。

ただ、表面の木目っぽいプリントも浮いてきてるしそろそろ買い替えなきゃいけないかなぁ。

 

今日はコーヒーの話でもしようと思う。

 

ハミ出てる、という感覚

僕は受験生のころ、コーヒーにドハマりした。

正確に言えばコーヒーでは無くて、カフェに、だけど。

 

昔から人と同じことをしてるのが苦手で、

授業中は落書きや内職してたし、

全校集会なんかは大っ嫌いだった。

今になってようやく気付いたけど、昔は人と同じが「嫌い」だった。

けれどもよくよく考えてみれば「出来ない」だけだったんだよな。

だから、今は「嫌い」じゃなくて「苦手」。認めます。

 

現実逃避と市街徘徊

そんな僕にも受験の波はやってくるもので、

高2の冬には周りの子はモリモリ勉強し始める。

僕が通っていた高校は、自分で言うのもなんだが地元では結構な新学校だった。

だから真面目な子が多かった。

僕と一緒に軽音楽部でバンドを組んでいたヤツなんかは特に凄いやつで、

「その日の授業で新しく習ったことが如何に画期的か」と

嬉々として語る、そんなやつだった。

まぁそんな空気に触れれば、僕も何かしなくてはと焦る。

 

しかし、なにせこれまで定期テストの直前しかしてなかった人間である。

何から手を付ければよいかわからない。

 

放課後教室にいると周りは勉強を始めるので居心地が悪い、

勉強せずに外で遊ぶような金もない。

家に帰れば親からの叱責を喰らうし、

趣味に没頭していても自分の将来が不安になる。

 

とにかく居場所が無くて、リュックに志望大学の赤本とノートと筆箱だけ入れて

街をフラフラすることが多かった。

そんなときに目に入ったのがスターバックスカフェだった。

皆さんご存知、スタバである。

自動車はトヨタ

ハンバーガーはマック。

牛丼は吉野家

そしてコーヒーはスタバなのだ。

少なくとも当時の僕にとってはそうだった。

 

オシャレの店、スタバ

当時高校生の僕にとって、否イケてないダサい男子高校生だった僕にとって

スタバの敷居は非常に高く、人生で一度か二度行ったことがあるだけ。

なんだかお洒落な人が団欒するところ、といったイメージ。

 

ちょっぴり入りづらい。

でも足は疲れた、居場所もねぇ。

そんなギリギリメンタルだったからか、緊張しながらの入店。

 

コーヒーの店なのに、メニューをみてたらカタカナだらけでわけわからんし

どれが一番スタンダードなメニューなのかいまいち掴めない。

とりあえず「スターバックスラテ」なるものを注文。

サイズを訊かれて「Venti」の文字が目に入ったので、「これで」と。

 

クッソでかい紙コップに入ったスターバックスラテを片手に

いそいそと空いた席に座る。

後で知ったが、この店に於けるいわゆるMサイズは「トール」というらしい。

 

周りには見知った人もおらず、

会話してるカップルや女子高生。

パソコンを開いて何かをしている人。

本を読んだり、勉強をしている人。

みんなが思い思いに何かしらをしていた。

 

その光景をみて「あ、ここなら何をしてても良いな。」と感じる。

やっと居場所を見つけたような気持ちになった。

 

そっから僕はそのスタバにめちゃくちゃ通うようになる。

 

 

 

 

結局コーヒーの話まで行き着かなかった。

今日はこの辺で、また続き書きます。ほな。